2019年1月31日木曜日

火天の城

おおよそ10年前に一度読んでいたこの本をまた借りて読み返した。
暦が18年から19年に変わるころ、「なんでまたこの本を読み返すかなあ」と。
他にすらすらと読みやすい本はいくらでもあるのに、と。

10年前に書き連ねていた自分の感想が今よりよほど大人な感想で驚いている。
岡部父子から学ぶ父から子へ継承すべき技術、加えて「魂」
子の成長とともに失う肉体の若さと継承への情熱。

読んでいるとどうしても映画の配役のことを思ってしまう。
10年ほど前の映画はなかったことにして、もういちど原作に忠実に映像化してくれないものだろうか。
安土城づくりの映像はCGでじゅうぶん。
観たいのは岡部父子。

勝手に配役する。
父、椎名桔平
息子、柳楽優弥

椎名桔平は信長を演じていたんだけど、岡部又右衛門が似合うような年齢になってきたように思えて。
その他いろんな岡部組や木曾のひとびとなど、「アウトレイジ」の出演者。
そうなると北野武が監督になるんだけれど。
ああ、あんな感じの荒くれものたちの物語でいいのかもしれない。



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