原題「My Week with MARILYN」
言わずもがな20世紀最大のアイドル「マリリン・モンロー」を描いた作品。
ミシェル・ウイリアムズがモンローに見事になりきっていて素晴らしかった。
モンローの評価は今なお二分されている。
「彼女ほどスマートで分別があった女優はいない」、という意見と、「彼女ほど頭が悪くて浮気性な女優はいない」というもの。
この作品ではどちらかといえば後者説を採用しているが、それは彼女が名声を得た後の後天性によるものだと仮定している。
名声を得たことで喪失する、「自由」・「権利」・遂には「自身の存在意義」
そういった類のもの(有名税)をひっくるめて女優としてではなく、一人の女性としてモンローを受け入れる器量があったのが主人公のコリンだっただろうか?
あるいはケネス・ブラナー演じるオリビエに合わせることに疲弊してしまったモンローが誰でもいいから彼女を受け入れる存在を求めていたところに居合わせただけのがたまたまコリンだったのだろうか?
大スターがよく奇行偏好を報道されるが、さもありなんと頷くばかり。
有名人になりたいと思うけれど、ならないほうが幸福。
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