2013年5月10日金曜日

ラストスタンド

愛しのフォレスト・ウイテカー
見せ場が欲しかったなぁ
原題「The Last Stand」

原題のまま「最後の砦」を舞台とした映画だ。
古風な作風で、私が青春を過ごした80年代後半の頃によく観たようなテイストの作風
麻薬王がいて、脱獄して、メキシコへと国外逃亡を企てる。
(当時よく観た背景)

頭を空っぽにして、何も考える必要なく、単純明快に楽しめる作品だ。
仕事帰りの金曜日の夜に鑑賞、至る場面でゲラゲラ笑ってしまったし、そのうち4回に1回くらいの頻度で周囲の人たちもゲラゲラ笑ってた。

とかく、シュワルツェネッガー復帰が前面に打ち出された広告だけれど、この映画の肝はシュワルツェネッガー復帰ではなく、「王道のキャスティング」だ、(キッパリ、言い切る、うん)
ジェイミー・アレクサンダー
パッチリしたお目々にキュイーン♥

いやー、どうしてどうして。
登場してくる人が、ピタリとツボにハマる。
その1)頼りにならないFBI
その2)美人は味方に存在し、敵方にも存在する
その3)イカれた輩が何かしら重要なミッションを担い、客を笑わせる
その4)悪役は二枚目で強くて非情
その5)頑固爺さん、改心する二枚目etc
主要キャストだけでなく、脇役に至るまで誰も彼もがピシャッとハマっている。
ジョニー・ノックスビル
時代錯誤な銃器マニアぶりに爆笑
脚本だけなら、本当にド定番なストーリーで、これといったどんでん返しも妙味も乏しいのだから。
町長の愛車は絶対にボロボロになる、とか。ド定番だわな。

惜しむらくは、殺害シーンがスプラッター的要素なためなんだろう、R15指定ってこと。
こんなド定番な作品、中学生にだって鑑賞してほしい。
あれがR15に該当するかしないか?ではなく、この作品には不釣合いに感じる

シュワルツェネッガーが復帰作にこれで登場してきたってことは、彼自身が作中でも言う「Older(年だなぁ)」ってセリフにも繋がるように感じる。
バリバリに身体を張って、最先端の機械やツールを使うシナリオではなく、西部劇のテイストの作品での復帰、これから先はアクション一辺倒ではなく新境地を希求していくのかもしれない。

そして、「アイアンマン」シリーズよりもこっちのほうが楽しめるってことは私もOlder(年食った)のだ。

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