2013年4月21日日曜日

雲霧仁左衛門(前)

読もうと思ったはいいが、気が進まない。
何せ分厚い。
.....ところが、いざ読み始めると、マンガ本を読むようなスピードで読み進められる。
相変わらず池波正太郎が紡ぐ文章は平易でわかりやすくて、奥が深い。

物語が進むにつれて登場人物が増えまくる増えまくる(笑)
そしてページを戻して、「この人は誰だっけ?」と読み返すことになる。
読み返してもなお登場人物が多い、従って一旦割り切って物語がどう展開してくのかあらすじの粗筋(←とでもいえば分かってもらえるだろうか)を掴みながら一読。

二読目。登場人物を整理した。
この物語は文章は平易ながら、盗賊側、火盗改方側、そして盗まれる松屋側と、さまざまな人物が登場する。
手元のノートに登場人物を書き留めるだけでは頭が追いつかない、こんがらがってくるので、自分なりにキャスティングを施す。
以下、キャスティングして俳優さんたち。

読み進めていくと、「ん?これはちょっと(大きく)違うなぁ」と思った俳優さんたちもいらっしゃるのだが、一度自分の脳で舞台に上がった人を別の人と取り替えることはなかなかに難しい。
七化けお千代のみ、かたせ梨乃から中谷美紀に取り替えた。
往年のかたせ梨乃(80年代から90年代)を現在の俳優陣に取り込むと頭が混乱したためである。
さしずめ現時点なら檀蜜でもいいのかもしれないのだけれど、演技力が未知数な彼女を配役することを控え、中谷美紀を配したけれど、しっくり度はさほど大きくない。

もっともしっくりきている人を太字にしておく。

【盗賊側】
佐藤浩市(雲霧仁左衛門)
中谷美紀orかたせ梨乃(七化けお千代)
梶原善(伝次郎)
小出恵介(六之助)
岸谷五郎(木鼠吉五郎)
成宮寛貴(山猫の三次)
徳井優(治平)
相島一之(櫓の福右衛門)

【火盗改方】
松重豊(山田藤兵衛)
高橋英樹(安部式部)
西島秀俊(高瀬俵太郎)
田口浩正(岡田甚之助)
阿部寛(関口雄介)
窪田正孝(安太郎)
オダギリジョー(政蔵)

【松屋側】
小林稔持(松屋吉兵衛)

感想は、後編にて。

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