2013年10月21日月曜日

緋色の研究

「シャーロック・ホームズの冒険」の解説を読むと、時系列に整理すれば「緋色の研究」がスタートなんだと。
(発刊順ではないのかもしれないけれど)
「〜冒険」では、既にワトソンとホームズは周知の仲で、かくも親密になった経緯はどういうものがあるんだろう?という疑問が湧いていた。
という訳で緋色の研究を手に取った。
有名(らしい)2人の初めての出会いのシーンが描かれているし、ワトソンがホームズのことを、多かれ少なかれ「ウザッたい」一面を感じ取って辟易しているくだりが微笑ましい。
こんな2人が映画でのロバート・ダウニー・JRとジュード・ロウの顔とイコールになってきてしまった。
2013年(つまり現在)、舞台を現代に移した海外ドラマがスマッシュヒットを放っている。
暇があれば、鑑賞してみたいなぁ、と思っている次第
いずれにせよ、私にとっての2人の像は映画版の2人の姿がしっかりインプリンティングされてしまっている。
パート3が公開されるまでには、他にも数冊を読んでおきたいと考えている次第

勝手なことを書くと、この本の構成は前篇、後篇、そしてエピローグという構成。
前篇での突然の犯人逮捕劇に戸惑い、後篇の始まりに戸惑い、「へ?」となりながらも読み進めて、エピローグを迎えて、全てが腑に落ちていく。

そして例によって例のごとく再読したのだが、再読のときのほうがドキドキ、ワクワク感が高い。
安っぽいミステリーではなく、格調高い謎解きパズルのような感じ。
ひとつ謎が解けていけば、次々と知恵の輪のリングがハズレていくような感覚が残る。


0 件のコメント:

コメントを投稿