2013年9月14日土曜日

パシフィックリム

原題「Pacfic Rim」

真ん中がエネルギーの源なのかな?
できれば、ブレストファイヤーが観たかった
予備知識をかなり仕入れてからの鑑賞。
というのも、この手合の作品には、あまり心惹かれないので。
昨年の夏、業務の都合で二日間ほど「トランスフォーマー」「千と千尋の神隠し」を繰り返し鑑賞せざるを得ない事情があった。
千と千尋の神隠しはときどき見入ることがあったにも関わらず、トランスフォーマーはまるで興味が持てなかった。
「ロボットが戦う」というと、私の世代以降の大代表は「機動戦士ガンダム」、なのに私は興味が非常に低い。
いえ、中学生の頃はプラモデルで「ザク」とか「ゲルググ」とか作った憶えはあるんですよ。
でも、ただそれだけ。感情移入もしなかったし、クルマやオートバイのプラモデルのほうがモーターを付ければ動くので、ガンダムに対しての興味が本当に低かった(今も低くて、同世代とガンダムについて話すとき、私の反応は大変に珍しいそうである)

なんてってって、ロボットと言えば、「勇者ライディーン」であり「マジンガーZ」であり、「ゲッターロボ」であり「鋼鉄ジーグ」
そう、私の場合、ロボットはもっと年代を遡り、超合金で遊んでいた時代のロボットこそが私のヒーローロボットなのである。

予備知識によると、この映画はそういう人の為だという
予備知識によると、この監督はそんなアニメを観て育ったメキシカンだという(メキシコで日本アニメがオンエアされていたことにも驚く)
予備知識によると、アニメで観たようなシーンが幾つも登場するのだという。

で、鑑賞に赴いてみれば。
おお「パイルダーオン!!」ではないか!!
出撃シーンは、どこかで観たことがあるようだ、岩が開いて出撃するような作品があったはず(ライディーンだっけ)
操縦士は1人ではなく、2人。ああ、2人の呼吸が合わないと機能しないのね。そんな作品もあったような憶えがあるぞ。(それもライディーン?)
(阿吽の呼吸をもうちょっと科学的に説明してドリフトと名づけていた)
ああ、でも1人で運転するのもかっこいいんだけどなぁ、なんて思っていると、不慮の事態が起きて艱難を乗り越える主人公は1人で運転しやがる、いや、運転なさるではないか。
うひゃ、生命の危機にはあるのだけれど、かっちょよかじゃなかやっか(かっこいいではないじゃないか!!の意←これも紛らわしいか)

主人公の父の死だとか、ヒロインのボスに対する忠誠心のバックボーンだとか。
3人で運転する主人公以外の存在とか。(それが雑技団の国、中国というのも一興)
ロシア産のロボットはスピードはないけど、パワーはMAXだとか。
もう、日本アニメでよくあるような典型的な「お約束」が満載、つまりストーリーの展開にはなんの不思議も違和感もなく、入り込めるような作りになっているんですね。

映像には全体的に黒っぽい画面が多くて、「KAIJU」たちのシルエットがぼんやりに目に映ってしまってきたのが残念。
それでも「KAIJU」たちの動きってのは、ウルトラマンで観ていたような、「あ、中に人が入っているよな」感、つまり手作り感(今作ではSFX演出のようですが)、子供の頃に感じた「ギャオオオーーン」な動き、KAIJUの咆哮を懐かしく、且つ新鮮に堪能したことでした。



0 件のコメント:

コメントを投稿