初出は(当たり前だが)デビューアルバム「Back To The Street」
佐野さんは一度広告代理店に就職して、ロックミュージシャンへの道を断ち切れず、戻ってきた人だ。
そのときの心境をモチーフにして綴られたのだろうか。
訳せば「再び路上へ」この言葉も佐野元春を語るうえでは欠かせないキーワードだ。
「心が破けそうだったから」という言葉が、ソングライター佐野元春らしい表現で、居ても経ってもいられずにデビューへ転がり込んでいく様が伺えてクスリとさせられる。
アルバムタイトルになった曲で、最も印象が薄い曲でもある。
「Someday」では「Someday」が最も印象も強いし、好きな曲でもあるのだが。
でも昨日、怒涛の七連勤を迎えて、久々の前線での活動に携わっているときに、この曲が脳内再生された。
中でも
「奪われたものは 取り返さなければ」
の詩
特段、モノを奪われたとは思わないのだけれど、「時間」は色んな人びとに奪われているよなぁ、と感じているんだなぁ、と客観的に自己分析している。
巨大なショッピングモールの中、欲しいものは山ほどあるけれど、その「モノ」ではなく、モノを選んだり、悩んだり、流行を収集したりする時間が周囲の人びとからすれば極端に少ないんだよな。
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