19年、12作目
タランティーノ監督の作品の良さはわたしはよくわかっていない。
「わからない」ではなく「わかっていない」
今作の事実としての結末は、作品を観ながら思い出した。
事実の結末と、映画の結末は異なる。
この結末を落としどころにしたタランティーノは平和を愛するひとなんだろう。
イングロリアス・バスターズにせよこの作品にせよ、実際の事件・犯罪を起こした人物を彼は徹底的に抹殺する。
暴力的な描写が多いひとだけれど。
でも彼が抹殺するのはあくまでも映画という絵空事の中でだけだ。
絵空事のなかだからこそ、彼は狂暴なことをしたくなる。
つまるところ、タランティーノは差別をする人物を好まないんだと感じる。
タランティーノの作品や彼のこだわりを知悉しているひとにはこの作品、たくさんの小ネタで楽しみどころ満載なんだろう。
それだけの解説や知識を得てから鑑賞できたらなあと感じた。
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