2014年4月28日月曜日

愛のためにできたこと

「Things We Did For Love」
初出は「Zooey」

出だしから、私の中にある欺瞞を突いてくるようなフレーズが奏でられる

愛しているとは口にすれど、信じているとは口にはしない
清らかなものがうとましくなることも、ときとしてあることだ。
会う人全てはないけれど「運命の人」かも?とは思ってしまうこともある。
昔夢見たことが実現するかも、という気持ちを隠しながら人に接している

それらを「二人がやったこと」と過去形にして、「忘れないで」と懇願しているように聴こえるこの歌詞
また、「きみがやったこと」と過去形にして「忘れないよ」と約束しているように聴こえるこの歌詞
この詩に登場している二人には未来を閉ざして、過去を振り返っているのだろうか。
自身のライナーノーツでも、そのような節が垣間見えるので、そうなだろうと考えている
では「愛」とは一体なんぞや?
という普遍的な疑問に行きつく。

「Zooey」は未来を見据えた曲が多い(虹をつかむひと、ポーラースタアなど)の中にあって、
この曲はとてもアルバムの前半の曲に馴染まない詩だと感じている。
哲学的な曲なんだろう。


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