作中ではドアップのトムさんが観れるヨ またしてもM・フリーマン 男2人はどげんでもよか!(笑) |
最初に私自身のことに触れておきたい
私は中間管理職みたいな位置づけだ、会社という非人格的存在からすれば「NOT管理職」だと言われるのだが、周囲が接してくるのは中間管理職としかいいようがない。
この作品、ずいぶん以前(半年)から予告が上映され、「きっと見に行きたくなるだろうなぁ」と。
なんだかんだでドタバタしている間にいつもチェックするWebsiteで「Last」フラグが立ったので、久々の休日に多少重たく感じる身体を引きずるようにして鑑賞してきた。
映像はとんでもなく美しいし、世界観もSFの世界観にいつも取り残され気味な私にしては、半歩遅れ程度でついていけた。
(アイアンマンの世界観は一周遅れだ)
劇中では急にいなくなってしまう アンドレア・ライズブロー史 結構というかかなり可愛い、はっきり言うと タイプです! |
展開は、なんとなーく、この人はこういうことになっていくんじゃなかろうか?という想像を超えるような展開には至らず。
自嘲気味に言うと、コンフェデレーションズカップの日本代表のサッカーのレベルかもしれない。
優秀なんだけど、観客を驚かせたり意表をつくような展開がなかったよね、ということ。
(コンフェデは本番じゃないから、課題を認識できてよかったと思う)
脱線から、本線へ戻って。
きっと私が子供の頃にこの映画を観たらとんでもなく感激したことだろう。
だが、私も年齢を重ね、綺麗なものであればあるほど、その綺麗さに「嘘」を感じ取ってしまう、イヤな大人、分別がついてニヒリズムな大人な私が存在する。
従って、どうしてもこの大道具、小道具には感激はしたけれど、憧れは感じるまでには至らず。
(建設されたばかりの百貨店の玄関、その裏側には幾つもの泥臭いものが横たわっているのだから)
ヒロイン、オルガ・キュリレンコ 唇がA・ジョリーと同じタラコ系だ このような唇には惹かれないことに 気づいた |
もう50歳を迎えようとしているのに、未だに色男でなのは認めるけれど、うーん。とか思ってしまうシーンもあったぞ。
美女相手にラブシーン(といってもキスレベルだけどさ)を演じるのが羨ましいというやっかみも大いにあるけれど、寄る年波にはトムさん、勝てんばい。
いえね、いっそのこそ昨年のプロメテウスでサイボーグを演じた「マイケル・ファスペンダー」にこの役を演じさせてみたほうがシックリくるんじゃなかろうか?と、トムさんの正体が分かる頃に頭を過ぎった。
で、中間管理職の話。
作品中のトムさん、要は中間管理職なわけですね。
大きな大きな組織の中で便利に使われまくる管理職さん
何かしら事件、事故が起きればスクランブル出撃して、おうちを省みることなく業務に打ち込む。
(劇中でヴィカと懇ろに戯れるのは、現実はトムさんのエゴ、劇中ではジャックが穏やかな心を取り戻すため)
機械に向かって俺は味方だから撃つなとかいうのは、製造ラインを見張りながら生産管理のノルマとにらめっこしながら点検しているような実務屋の課長職のように映ってしまうのは私がそういう環境にいるからなんだろうな.....
劇中の美しさに素直に目を奪われることなく、シニカルに眺めてしまったのは現在の私の境遇をトムさんと重ねてしまったということか。
で、表題の「Obilivion」って一体何のことなんだろう?
まぁ、いいや、blogうち終わってから検索して、「あ〜」と頷くことになるだろう。
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