2012年2月19日日曜日

虹を追いかけて


「Chasing Rainbow」
初出は「Cafe Bohemia」

ヨガのワークショップ(WSと略すらしい)に出かけてきた。
ヨガというスポーツ?には、90年代にカルト教団が起こした事件のイメージが強烈で、いい印象がない。
それでも繰り出してみたのは1つは連れの誘いがあり、もう1つは体調・体型管理をしようと思えば運動に越したことはないという発想から。

3時間のWSのうち、体を動かしたのは1時間もない。
2時間も講師の話を聞くだけだ。
聞くといっても机に椅子もない。冊子が配られるわけでもない(3枚綴りのレジュメが配られるだけ)。ノートもしなくてもいい。(中にはポイントをメモる人もいたけれど)
心も体も構えてWSに参加した私にとっては「拍子抜け」な講義だ。
講師は教本を持っているわけでもなく、ただただダラダラとおしゃべりをするだけだ。
こう書いてきて、マイナスな表現になっているから、私としては納得できてないのだろう。
もっときちんと教えてレクチャーしてほしいと願っているのだろう。
でもこの講師が話す内容にはフッと心が軽くなることがあった

2時間の話を聞いていて、思ったのがこの講師が属している派のヨガの教えは、
①無理なことは無理だと認め合うこと。
②道理に適っているか否かを考えること。
③5分でもいいからヨガを続けること。

③の教えはつまるところ「虹を追いかけて」にある
「できることを続けていくだけさ」の詩に繋がる。
この詩はとても心が軽くなる。
ただし、「Indivisualist」の「何も変わらないものは何も変えられない」とい力強い元春のメッセージが前提だ。
何も努力もせずに、反省もせずに今の自分を受け入れることは私には耐えられない。
そんなに私は私自身が好きではない。
間接的にではあるが「自分を好きになれ」というのも講師が言ってたが。

無理をせずに自分にプレッシャーをかけて、その実現に向けてできることを続けていくだけ。
そういうふうに受け止めてみたいと思う。


この曲に限らず、講義を聞いている間に「この教え」と「佐野元春」に繋がる曲があった。
「欲望」「99ブルース」「君が気高い孤独なら」「雨の日のバタフライ」「コヨーテ、海へ」などなど。



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