副題に「自選グロテスク傑作集」と記載されている。
文章を読み、場面を想像すると非常に気分が悪くなる描写が見受けられる。
セクシャル的なもの、スカトロ系なもの、スプラッター系なもの。
何でもやりたい放題の描写であり、その描写が事実かのように冷静且つ客観的に筆を進める才能につくづく感嘆させらている。
そして、筒井康隆が如何に多数の本を読み、そこからヒントを得てオリジナルな発想をしていることに尊敬の念を抱かずにはいられない。
「創造」とは、いきなり雷ように閃くものでもないとは思うのだけれど、筒井康隆にはこの推測は当てはまらないように思えてくる。
スラリと読めた作品
妻四態
イチゴの日
偽魔王
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