2013年3月18日月曜日

ゼロ・ダーク・サーティ

原題「Zero Dark Thirty」

私はリアリティのある作品が好きだ。
だけれども、この作品はリアリティではなく「リアル」だ。
後半のオサマ・ビン・ラディン暗殺のシーンは最早映画ではなく、ドキュメンタリーですらもなく、今目の前で起きている事実として、私の目に写ってきた。
従って、鑑賞後ドッと疲れてしまった。

今作の是非、善し悪しを問われれば。是であり、善しである。

ラディンを暗殺したことを善しとしていないように写る。
ビグロー監督は善悪を考えたいわけではなく、現代を生きる私たちの目の前に暗殺があったという事実を記録しておきたかったのだろう。
彼女の立場は中立(ニュートラル)にあるように感じた。


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