「La Vita e Bella」
次作アルバムで初お目見え予定
3.11の大震災の翌日に佐野元春は自身のWebsiteで詩を披露した。
「それを希望と名づけよう」という詩、それがこの「La Vita e Bella」の源泉なんだと信じている。
震災の2日後に迎えた誕生日、人々がただただ途方に呉れて、被害に遭われた方々への哀悼の意を表す手段としてあらゆるものを自粛していこうとする中で、佐野元春は
「君が光を放つことで、友を弔うんだ」
と、メッセージを発した。
受動ではなく能動で行け!というメッセージに、私は衝撃を受けたし、勇気づけられた。
私には大震災ほどの劇的な出来事は発生していないけれども、それでもこれまでの人生には幾つかの劇的な出来事が起きて、今がある。
今でもトラブルも抱えているし、思うようにいかなくて自暴自棄になることだってあった。
この曲を初めてZeppなんばで聴いた。
「君が愛しい、理由はない」
「言えることはたったひとつ、この先へもっと」
にシビれた。
次に聴いたのはBlue Live Hiroshima
「朝は誰にでも訪れる」
ごく当たり前の事象を佐野元春は力強く歌い上げた。
絶望に打ちひしがれている人に、その先に待っているのは絶望ではないかもしれない、希望が待っているかもしれない。
大震災に発した災害、事故で途方にくれている人に。
命を軽く扱おうとしている加害者に、被害者に。
佐野元春、生の賛歌、渾身の詩。
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