1巻を読んだら、2巻に手が伸びるのは当たり前。
この巻から木村忠吾が登場する。
RPG「ドラゴンクエスト」(Ⅰ-Ⅶまでプレイしたかなあ)の呪文「パルプンテ」
効果は唱えてみないと分からないというリスキーな呪文。
忠吾の存在はまるでパルプンテのよう。
谷中いろは茶屋、お雪の乳房の2篇を読み、火盗の誰もが予想だにしないことを巻き起こす忠吾に愛称をつけるなら「パルプンテ忠吾」だな。
男女の事情での池波名言
女の場合、男の裏切りを知った時男よりも相手の女を憎む。
男はその反対だという。
そっかあ、だから女同士の会話って「腹の探り合い」みたいなものが多いのね。
人間の本性を見抜く池波名言
習慣は性格になるという
ああ、これ。
よく企業のお手洗いなどにも標語のようなもの見かけます。
2巻での一番読み応えがあるのは「妖盗葵小僧」
史実がベースにあり、そこから池波先生の創作が発展してエンターテインメント性が高い物語になっている
下世話なことが大好きな私にはポルノチックな展開を是非とも映像化してほしいところだけれど。
でもいちばんのポイントは鬼平がロクな取り調べをせずに、一身に非難を浴びることを覚悟のうえ小僧を刑に処すくだりだな。
テレビで演じた俳優さんの残像が強くて、読んでいて中村吉右衛門やお美としのりの顔がちらつくけれど、令和の時代に新しいキャストで製作すると仮定して。
誰が鬼平に?パルプンテ忠吾に?
それを考えながら読んでいる。
間抜けな盗賊にひとりにはフットボールアワーのボケの岩尾さん。
こすっからい盗賊の色男風に相方の後藤さん。
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