主役のブルース・ウイリスより、見どころはヘレン・ミレンのハジケっぷり
それからレクター博士を彷彿とさせるアンソニー・ホプキンス
ウイリスが前面に出過ぎなかった。こういう作りのほうがREDはいいのかもしれないなぁ
(主人公が少し後ろに立つ感じで、ゲスト役が前面に出てくる感じ)
なんと、我が母と同い年 |
説明不足のところが多くて(説明をして欲しいと願っている人は少数派なんだろうけど)消化不良である。
マーヴィン(ジョン・マルコヴィッチ)はどうして死んでいなかったのか?の種明かし、とか、フランク(B・ウイリス)がマーヴィンの死体にニードルを刺しても反応が返ってこなかった理由、とか、フランクはどうやってあの仕掛けを飛行機に仕込んだのか?などなど。
そのあたり、ミッション・インポッシブルはきちんと説明してくれるんだけど。
シャーロック・ホームズでも、逆時計廻しで一気に説明してくれるんだけど。
REDでは、クエスチョンに対するアンサーがないのが困りものだ。
前作では狂言回しだったマーヴィンの影が薄くなってしまい(彼の髪同様いつかなくならないように祈る)、勿体ないような残念なような気がしている。
それを補って余りあるのがヘレン・ミレン
ホテルの一室で死体を溶かしながら元カレに電話している姿や、イ・ビョンホンとスポーツ・カーに乗り込み両手を使ってガンをぶっぱなす(この表現が的確だ)ド派手な立ち回りには心から喝采を捧げる。
脚フェチにはヨダレが出てしまうようなシーンがある
銃を撃つ度につま先がクゥーン、クゥーンと曲がるのである。
それを観る元カレが「たまんねえな」といったニュアンスの台詞を吐くのだが、全くもって同意するのである。
何とまぁ、我が母と同い年であることを知って、「ドッヒャー」な気分。
今作はスケールを大きく広げすぎてしまったと感じているので、世界各地を飛び回っているばかり(それはそれで世界旅行をしている気分に浸れるのだが)イマヒトツ主人公たちが何を求めているのか、何に追われているのかわからなくなってしまった。
「ナイトシェパード」って何のことなん?
…。まぁ、とはいえ、前作のストーリーも全く記憶に残っていないから、それで「OK!」なんだけどね。
イ・ビョンホンとキャサリン・ゼタ・ジョーンズ
若造と呼ぶにはあまりに失礼、だけど、超ベテラン(リタイア組)と呼ぶには早すぎる世代。
つまりは何ちゃないバリバリの現役世代の代表格なんだけど、この作品でも扱いは雑だ。
でも多分きっと製作者側の意図しているところだろうし。本人たちもその事情を理解したうえでの出演なんだろうなあ。
ビョンホンの脱ぎっぷりは見事だったし、肉体美を見せつけられるうちは「見せておけ!」ってことなんだろう。
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