2019年5月27日月曜日

戦国自衛隊

中学生くらいのころ、千葉真一主演で映画化された作品。
のちに大ファンになる薬師丸ひろ子が少年兵の役で出演している(らしい)
らしいと書くから、映画は未鑑賞。

私が手に取ったにはこのカバーだけれど、いろんなバリエーションがあり、映画も数年前戦国自衛隊1549とアレンジされたものも公開されていたので、人気が高い作品なんだろうと思える。

設定が独創的。
いや、誰でも「IF」くらいのことは夢想する物語だけど。
夢想をきちんと整理して、戦国に行けば「こうなるだろう」ではなく「こうならざるをえない」と仮定を限りなく現実的に書いていることに舌を巻いた。
「時の人」が「土岐のひと」と置き換わっていく歴史の知識が豊かでないと書けない空想がたくさんあって、「お!なるほど!」と知的好奇心が満たされながら読み進めた。

上記に書いた映画がCMやテレビで放送されたのをチラ見した断片的な映像や記憶から
「武闘派が戦国時代にタイムワープして、憲法で禁じられている武器の専横的使用を積極的に試す(駆使)する」というバイオレンス的な物語とばかり思っていた。

半村良、偉大なり!


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